FON2202の電源を入れたら無線クライアントとして繋がるようにする

引き続き、La Fonera 2.0ことFON2202をいじる。

電源を入れたら自動で無線LANに接続して、動作を開始するようにする。これができれば電源ケーブルだけで取り回しがかなり自由に。あ、SSH開放したDEVELOPERファームを入れていること前提です。

無線LANに接続するところの参考サイトはこちら。
仙石浩明の日記: La Fonera を無線LAN 端末として使ってみる

まずはFONのFREESPOTとして待ち受けている無線を止めるところから。
というかアレなので一回全部止めてしまいましょう。
# wlanconfig ath0 destroy
# wlanconfig ath1 destroy

で、新たに1つ、staモード、通常の無線クライアントとしてath0を作成。
# wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode sta

接続先の設定。
# iwconfig ath0 essid "HogeHoge"
# iwconfig ath0 key s:hogehogewep00
# iwpriv ath0 mode 11g

で、起動。
# ifconfig ath0 up

一応これだけでアクセスポイントには接続できているはずなのだけど、IPは勝手に設定したりしないので、DHCPクライアントを使って取得。
# udhcpc -i ath0

では早速Pingを…
# ping www.google.co.jp
ping: bad address ‘www.google.co.jp’

あれ?

名前解決を…
# nslookup www.google.co.jp
Server:    xxx.xxx.xxx.xxx
Address 1: xxx.xxx.xxx.xxx

nslookup: can’t resolve ‘www.google.co.jp’: Name or service not known

おぉぉ

どうやら調べたらFirewallらしい。Firewall有効にしていると、無線側からのSSHもPingも通らない。
今回はLAN内に設置するため、その辺のセキュリティはいらないので、さっくりとFirewallを外すことに。

# /etc/init.d/firewall stop
# nslookup www.google.co.jp
Server:    xxx.xxx.xxx.xxx
Address 1: xxx.xxx.xxx.xxx

Name:      www.google.co.jp
Address 1: 66.249.89.99 jp-in-f99.google.com
Address 2: 66.249.89.147 jp-in-f147.google.com
Address 3: 66.249.89.104 jp-in-f104.google.com

おぉ、できたー。

…と、喜んだのもつかの間。1分ほど経つとath0の接続が切れる現象が。
色々調べて見ると、どうやらchillispotというものが起動して、設定を書きなおしてるらしいということが判明。
なるほど、無線アクセスポイントを構築するプログラムとのこと。
いらないね。

というわけで、起動を解除…しようとしたがどうにもどこから起動しているのかがわからない…
WANが有効になったことをトリガに起動されているらしいのだけど…
/etc/hotplug.d/以下にnetとifaceというディレクトリがあって、その辺を探ってみたのだけど、どうにも止められず。

起動するものはしょうがないということで、起動スクリプトを書き換えて対処。
# vi /etc/init.d/chillispot
do_start() {
の次の行に
return 1
として、即終了させておく。

この辺、OpenWRTにしてあれば入ってないと思うので無用な苦労しなくていいはず。
次回の課題だなぁ。

まとめ。
電源入で自動接続の設定はchillispotの編集をした後、適当に/root/にでもシェルスクリプトを作って起動時に実行するように仕込むだけ。
# vi /root/wlaninit.sh

#!/bin/sh

wlanconfig ath0 destroy
wlanconfig ath1 destroy
wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode sta 
iwconfig ath0 essid "HogeHoge" 
iwconfig ath0 key s:hogehogewep00
iwpriv ath0 mode 11g

ifconfig ath0 up
udhcpc -i ath0
/etc/init.d/firewall stop

で保存。

# chmod +x /root/wlaninit.sh
# cd /etc/rc.d/
# ln -s /root/wlaninit.sh S96wlaninit

いじょ。一度起動してから終了させるのが非常に無駄くさいがアクセスできなくなったりしてハマれる時間がないので今回はこれで。


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