digital matter

2009 年 9 月 のアーカイブ

RAID構成のHDDのファームウェアを更新する

今となっては過去の話となりつつあるSeagateのファームウェア問題。

参考:SeagateのBarracuda 7200.11などにアクセス不能になる不具合

自宅のサーバがちょうどこの問題のど真ん中で、SeagateのBarracuda ES.2 1TBを4台使ってRAID 5を構成しているのでした。で、このHDDのファームウェアを更新しようというのが今回の話。

再起動のタイミングで条件が揃うとHDDが起動できなくなるバグなので、問題が発覚してからなるべく再起動しないようにビクビクしながら使ってたのですが、さすがにWindows Updateが溜まってきて限界に。

とりあえずバックアップ用のHDDを用意しました。家に転がってた1TBと500GBのHDDに分割して全部退避できました。

ちなみにRAIDはハードウェアRAIDで、カードは3ware Escalade 9500S-4LP。

手順は色々なところで解説されていると思うので、ざっくりと。

とりあえず公式
Seagate ナレッジ ベース

まず、3wareの管理画面から各ユニットのシリアルナンバーを調べてメモ。

で、それをシリアル番号確認ユーティリティに突っ込む。

見たところ、家の環境では4台中2台が問題のあるHDDだった模様。同じ店で同時に買ったんですけどね。

アップデート用のISOをダウンロードして、CD-Rに焼く。

チップセット統合のRAIDなら、そのままファームウェアアップデートできると読んだので、とりあえず更新する必要のないRAID以外のシステムドライブを物理的に外して、CDからブート。

アップデートツールからはRAID以下のHDDを認識せず…

まぁ、何となく予想はしていたので、RAIDからHDDを外して一台ずつオンボードのSATAに接続してアップデートする方針に。

HDDをRAIDカードから外す関係上、外した状態で一度でもRAIDカードに通電したらRAIDが崩壊すると思ったので(一台ずつなら許容範囲と言えなくもないけど、復旧必要になってしまうので)、RAIDカード自体を先にPCIスロットから外します。

で、HDDを一台マザーボード上のSATAポートに差して、CDアップデータ起動。

これでファームウェアのアップデート自体は成功したので、残りの対応が必要なもう一台もアップデート。

アップデート不要と言われた2台はアップデートせずにそのまま残しておきました。

で、RAIDカードのSATAポートとHDDの対応が変わらないようにケーブルを接続し直して、PCIスロットに戻して起動。

成功ー。何もなかったかのようにRAIDはそのまま起動しました。

実はFiddlerがすごすぎたので、機能まとめ紹介

今までFiddlerをただのセッションの中身を確認できるLocal Proxyとしてしか見ていなかったのですが
改めて良く調べると色々できることが多すぎると判明。感動したので便利な機能をまとめてみました。

先に簡単に説明しておくと、FiddlerはMicrosoftが無料で配布しているWeb Debugging Proxyです。

Windows環境にインストールして、ブラウザとサーバの間の通信を読んだり操作したりできます。

配布サイトはこちら。

Fiddler Web Debugger – A free web debugging tool

動作環境は「Windows 2000 / XP / 2003 / Vista with Microsoft .NET Framework v2.0 or later」

今回使ったバージョンは、2009年9月10日時点で最新の安定版、2.2.4.6。

とりあえず簡単に目次。

  • セッションのリクエスト一覧を確認する
  • やり取りしているヘッダ情報を見る
  • リクエスト・レスポンスの実際のデータの中身を確認する
  • セッション一覧表示をフィルタリングして、特定のContent-Typeだけ表示するようにする
  • リクエストを自分で作る
  • AutoResponderで特定のURLに対して、ローカルのファイルを割り当てる
  • Fiddler起動時にProxyを自動的に切り替える
  • Webページに対する一連の自動テストを実行する
  • サンドボックス
  • JScript.NETで拡張できる
  • C#やVB.NETで拡張できる
  • UIに好きな項目を追加できる
  • ブレークポイントの設定

マークアップエンジニアにおすすめしたいのは

  • セッション一覧表示をフィルタリングして、特定のContent-Typeだけ表示するようにする
  • AutoResponderで特定のURLに対して、ローカルのファイルを割り当てる

あたり。

プログラマには全部おすすめ。

詳細は「続き」からどうぞ。

(続きを読む…)

NSISから使える、起動中のプロセスを削除するプラグイン

常駐アプリケーションを作ったはいいが、アンインストールしようとしたときにプロセスが起動していると、削除できなくて困る。

というわけで、プロセスを殺す目的のプラグインDLLを作成。コンパイル済みファイルはエントリの最後に。

taskkillコマンド使えという話ですが、Windows XP Home Editionにはtaskkillコマンドが含まれていないので。

今回もさっくりC#で。C#.NETで作ってしまうと、そのままではNSISで使えないのだけど、.NETで作ったDLLをNSISのプラグインとして使う方法は以下のエントリを参照。

NSISで、C#で書かれた自作のDLLを使う : blog.loadlimit – digital matter -

ソースは以下。C#でクラスライブラリとしてプロジェクトを作成。プロセス名を指定すると、マッチしたプロセスを全部終了してくれます。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Text;
using System.Runtime.InteropServices;

namespace TaskKill
{
    public class TaskKill
    {
        [DllImport("Psapi.dll", SetLastError = true)]
        static extern bool EnumProcesses(
           [MarshalAs(UnmanagedType.LPArray, ArraySubType = UnmanagedType.U4)] [In][Out] UInt32[] processIds,
             UInt32 arraySizeBytes,
             [MarshalAs(UnmanagedType.U4)] out UInt32 bytesCopied
          );

        [DllImport("kernel32.dll")]
        static extern IntPtr OpenProcess(ProcessAccessFlags dwDesiredAccess, [MarshalAs(UnmanagedType.Bool)] bool bInheritHandle,
           uint dwProcessId);

        [Flags]
        public enum ProcessAccessFlags : uint
        {
            All = 0x001F0FFF,
            Terminate = 0x00000001,
            CreateThread = 0x00000002,
            VMOperation = 0x00000008,
            VMRead = 0x00000010,
            VMWrite = 0x00000020,
            DupHandle = 0x00000040,
            SetInformation = 0x00000200,
            QueryInformation = 0x00000400,
            Synchronize = 0x00100000
        }

        [DllImport("kernel32.dll", SetLastError = true)]
        [return: MarshalAs(UnmanagedType.Bool)]
        static extern bool CloseHandle(IntPtr hObject);

        [StructLayout(LayoutKind.Sequential)]
        public struct StringBuffer
        {
            [MarshalAs(UnmanagedType.ByValTStr, SizeConst = 256)]
            public string text;
        }

        [DllImport("psapi.dll")]
        private static extern bool EnumProcessModules(IntPtr hProcess, out IntPtr lphModule, int cb, out int lpcbNeeded);
        [DllImport("psapi.dll")]
        private static extern int GetModuleBaseName(IntPtr hProcess, IntPtr hModule, out StringBuffer lpBaseName, int nSize);

        [DllImport("kernel32.dll", SetLastError = true)]
        [return: MarshalAs(UnmanagedType.Bool)]
        static extern bool TerminateProcess(IntPtr hProcess, int uExitCode);

        public static void KillByName(string pname)
        {

            UInt32 arraySize = 1024;
            UInt32 arrayBytesSize = arraySize * sizeof(UInt32);
            UInt32[] processIds = new UInt32[arraySize];
            UInt32 bytesCopied;

            bool success = EnumProcesses(processIds, arrayBytesSize, out bytesCopied);

            if (!success)
            {
                return;
            }
            if (0 == bytesCopied)
            {
                return;
            }

            UInt32 numIdsCopied = bytesCopied >> 2;

            if (0 != (bytesCopied & 3))
            {
                UInt32 partialDwordBytes = bytesCopied & 3;

                return;
            }

            for (UInt32 index = 0; index < numIdsCopied; index++)
            {
                IntPtr hProcess = OpenProcess(
                    ProcessAccessFlags.QueryInformation | ProcessAccessFlags.VMRead | ProcessAccessFlags.Terminate,
                    false,processIds[index]);
                if (hProcess.ToInt32() != 0)
                {
                    IntPtr hMod = IntPtr.Zero;
                    int cbNeeded;
                    StringBuffer szProcessName;
                    szProcessName.text = "<unknown>";

                    if (EnumProcessModules(hProcess, out hMod, Marshal.SizeOf(hMod), out cbNeeded))
                    {
                        GetModuleBaseName(hProcess, hMod, out szProcessName, Marshal.SizeOf(szProcessName));
                    }

                    if (szProcessName.text == pname)
                    {
                        TerminateProcess(hProcess, -1);
                    }

                    CloseHandle(hProcess);
                }
            }

        }

    }
}

で、これをNSISの配布ファイルに含めておいて、

; アンインストーラ
Section "Uninstall"
  ; アンインストールで使用するプラグインの準備
  InitPluginsDir
  SetOutPath $PLUGINSDIR
  File "TaskKill.dll"

  ; hogehoge.exeが起動していたら、それを落とす
  CLR::Call /NOUNLOAD "TaskKill.dll" "TaskKill.TaskKill" "KillByName" 1 "hogehoge.exe"

  ; インストールしたファイル群削除
  Delete $INSTDIR\*.*

  CLR::Destroy
SectionEnd

という感じでnsiファイルを記述。

ファイルは下記リンクからダウンロードしてお使いください。

download TaskKill.dll