今となっては過去の話となりつつあるSeagateのファームウェア問題。
参考:SeagateのBarracuda 7200.11などにアクセス不能になる不具合
自宅のサーバがちょうどこの問題のど真ん中で、SeagateのBarracuda ES.2 1TBを4台使ってRAID 5を構成しているのでした。で、このHDDのファームウェアを更新しようというのが今回の話。
再起動のタイミングで条件が揃うとHDDが起動できなくなるバグなので、問題が発覚してからなるべく再起動しないようにビクビクしながら使ってたのですが、さすがにWindows Updateが溜まってきて限界に。
とりあえずバックアップ用のHDDを用意しました。家に転がってた1TBと500GBのHDDに分割して全部退避できました。
ちなみにRAIDはハードウェアRAIDで、カードは3ware Escalade 9500S-4LP。
手順は色々なところで解説されていると思うので、ざっくりと。
とりあえず公式
Seagate ナレッジ ベース
まず、3wareの管理画面から各ユニットのシリアルナンバーを調べてメモ。
で、それをシリアル番号確認ユーティリティに突っ込む。
見たところ、家の環境では4台中2台が問題のあるHDDだった模様。同じ店で同時に買ったんですけどね。
アップデート用のISOをダウンロードして、CD-Rに焼く。
チップセット統合のRAIDなら、そのままファームウェアアップデートできると読んだので、とりあえず更新する必要のないRAID以外のシステムドライブを物理的に外して、CDからブート。
アップデートツールからはRAID以下のHDDを認識せず…
まぁ、何となく予想はしていたので、RAIDからHDDを外して一台ずつオンボードのSATAに接続してアップデートする方針に。
HDDをRAIDカードから外す関係上、外した状態で一度でもRAIDカードに通電したらRAIDが崩壊すると思ったので(一台ずつなら許容範囲と言えなくもないけど、復旧必要になってしまうので)、RAIDカード自体を先にPCIスロットから外します。
で、HDDを一台マザーボード上のSATAポートに差して、CDアップデータ起動。
これでファームウェアのアップデート自体は成功したので、残りの対応が必要なもう一台もアップデート。
アップデート不要と言われた2台はアップデートせずにそのまま残しておきました。
で、RAIDカードのSATAポートとHDDの対応が変わらないようにケーブルを接続し直して、PCIスロットに戻して起動。
成功ー。何もなかったかのようにRAIDはそのまま起動しました。